サムラホームの家づくり 公開日:2026.09.07 最終更新日:2026.09.08
岐阜で建てる注文住宅、打ち合わせの進め方――回数・段階別の内容・疲れない準備まで

最終更新日:2026年9月4日
この記事のポイント
注文住宅の打ち合わせは平均10〜15回、期間にして3〜6か月続きます。回数が多いこと自体は避けられませんが、事前の準備と記録のとり方で、迷う時間とやり直しは大きく減らせます。
- 打ち合わせは「契約前」「詳細設計」「着工後」の3局面で、話す内容がはっきり変わる
- 準備の中心は、家族で決めた優先順位・参考画像・予算の上限。この3つがあると回数が減る
- 新築相談の98.7%はトラブルに関する内容。決定事項は毎回その場で書面に残す
- 共働きや子育て中なら、オンライン併用と「宿題の持ち帰り方」を最初に決めておく
「打ち合わせのたびに夫婦で言い合いになってしまって、家に帰ると気まずいんです」——家づくりの相談会で、こう打ち明けられたことがあります。注文住宅は、間取りから壁紙の色、コンセントの位置まで、自分たちで決められるのが魅力です。ところが「決められる」は「決めなければならない」と裏表で、その数の多さに途中で疲れてしまう方は少なくありません。この記事では、岐阜で注文住宅を建てるときの打ち合わせの進め方を、回数と期間の目安、段階ごとに何を話すのか、そして疲れずに進めるための準備まで、順を追ってお伝えします。
打ち合わせは平均10〜15回・3〜6か月。まず全体像をつかむ
注文住宅の打ち合わせは、契約前から引き渡しまでを通して平均10〜15回、期間にすると3〜6か月ほど続きます。要望がシンプルなら4〜5回で終わることもありますし、こだわりが多ければ20回を超えることもあります。
回数だけ聞くと身構えてしまいますが、内訳を知ると見通しが立ちます。段階ごとの目安は次のとおりです。
| 段階 | 回数の目安 | 主に話すこと |
|---|---|---|
| 契約前|プレゼン | 1〜2回 | 会社からの提案・コンセプトの共有、概算予算の確認 |
| 契約前|間取り打ち合わせ | 2〜3回 | 要望のヒアリング、ざっくりした間取り案のすり合わせ |
| 契約前|仕様打ち合わせ | 1〜2回 | 標準仕様の確認、設備・建材のグレード感、見積もりの精度上げ |
| 契約〜着工前(詳細設計) | 5〜10回 | 間取りの確定、設備・建材、内外装の色、照明・コンセント、外構 |
| 着工後 | 1〜5回 | 現場確認、変更の相談、最終仕様のすり合わせ |
| 引き渡し前 | 1〜3回 | 完成検査の立ち会い、設備の説明、引き渡し手続き |
出典:住宅情報サイトのデータと当社の打ち合わせ実績をもとに整理
とくに時間がかかるのが間取りです。間取りの打ち合わせだけで5〜10回、2〜3か月に及ぶことも珍しくありません。ここで土台が固まると、その後の設備選びや色決めは比較的スムーズに進みます。逆に間取りが二転三転すると、決めたはずの照明やコンセントの位置まで見直しになり、全体が後ろにずれていきます。
家づくり全体のスケジュールは注文住宅の流れと期間で解説しています。打ち合わせは、その流れの中で施主がいちばん主役になる時間だと考えてください。短距離走ではなく、ペース配分の必要なマラソンです。
段階別に「何を話すか」――局面が変われば準備も変わる

打ち合わせは、進むにつれて話す内容の粒度が細かくなっていきます。局面ごとに求められる準備が違うので、分けて見ておきましょう。
契約前:要望を「量」ではなく「順位」で伝える
最初の数回は、暮らし方の希望と予算の枠を共有する時間です。ここで大切なのは、要望を並べることより、順位をつけて伝えることです。「日当たりのよいリビング」「収納の多さ」「家事のしやすさ」「見た目のデザイン」。どれも欲しいのは当然です。大事なのは、削るとしたらどこからか。ここを家族で話しておくと、設計者は芯を捉えた提案ができます。
あなたは今、家に求める条件を、優先順位をつけて3つ言えますか。もし迷うなら、それは打ち合わせを始める前に家族で話し合うべきサインです。
契約〜着工前:決めることが一気に増える山場
契約後は詳細設計に入り、打ち合わせの密度が上がります。間取りの最終確定に加えて、キッチン・浴室・洗面などの設備、床や壁の素材と色、建具、照明、コンセントとスイッチの位置、そして外構。ショールームに足を運ぶ回数も増えます。
この時期に「決めること」が集中するため、打ち合わせ疲れが出やすいのもここです。間取りや注文住宅の間取り、収納の考え方のように、あらかじめ知識を入れておける項目は、打ち合わせの前に目を通しておくと当日の負担が軽くなります。
着工後:現場を見て、変更は早めに相談する
工事が始まると、打ち合わせは現場でのやり取りが中心になります。基礎が終わった段階、上棟のあと、内装が入る前など、区切りごとに現場を見せてもらうと、図面では気づかなかったことに気づけます。「窓からの眺めが思ったより隣家に近い」「コンセントを1つ足したい」といった相談は、工事が進むほど対応が難しくなり、費用もかさみます。気になったらその日のうちに伝えてください。

打ち合わせで「決めること」を一覧で押さえる
打ち合わせが重く感じる一番の理由は、「次に何を決めるのか」が見えないことです。全体像を先に持っておくと、心の準備ができます。契約後の詳細設計で決めていく主な項目を、カテゴリー別に整理しました。
| カテゴリー | 主に決めること | 決める時期の目安 |
|---|---|---|
| 間取り | 部屋数、広さ、動線、吹き抜けや階段の位置 | 契約前後〜詳細設計の前半 |
| 性能・構造 | 断熱・気密のグレード、耐震等級、窓の種類 | 確認申請の前まで |
| 水まわり設備 | キッチン、浴室、洗面、トイレの機種とグレード | 着工前まで |
| 内装 | 床・壁・天井の素材と色、建具、収納の中身 | 着工前〜工事初期 |
| 電気図面 | コンセント・スイッチ・照明・テレビ配線の位置と数 | 工事の早い段階 |
| 外構 | 駐車スペース、アプローチ、フェンス、植栽 | 工事と並行〜後半 |
こうして並べると多く見えますが、一度に全部を決めるわけではありません。時期がずれているので、その回のテーマに集中すれば大丈夫です。迷いがちなのは水まわりと内装で、ここはショールームで実物を見る時間が長くなります。ショールームに行く前に「今日はキッチンの天板とレンジフードだけ決める」のように的を絞っておくと、あれもこれもと目移りせずに済みます。
性能まわりは専門用語が多く、打ち合わせでいきなり判断を求められると戸惑います。注文住宅の断熱のように事前に基礎知識を入れておける分野は、先に読んでおくと当日の会話についていけます。
打ち合わせが「しんどくなる」理由と、その外し方
打ち合わせがつらくなる原因は、だいたい決まっています。順番に見ていきます。
ひとつは、家族の意見が合わないこと。夫婦で優先したいものが違う、親世代の意見も入る、という状態のまま打ち合わせに臨むと、その場が話し合いの場になってしまい、時間だけが過ぎます。会社に見せる前に、家庭内で意見をそろえておくのが先です。
もうひとつは、情報が多すぎて決められないこと。国土交通省の令和6年度の調査では、注文住宅を建てた世帯の78.6%が施工者選びでインターネットを使っています。便利な一方で、見れば見るほど選択肢が増え、「この間取りもいい、あの設備もいい」と発散していきます。ネットで集めた事例は、打ち合わせで見せる参考画像として使うと決めて、日常的な情報収集は早めに切り上げるのが得策です。
最後に、優先順位が決まっていないこと。予算・間取り・家事動線・収納・性能・デザインといったカテゴリーごとに、こだわる部分とプロに任せる部分を分けておくと、毎回ゼロから悩まずに済みます。私は、この「任せる勇気」を持てた施主ほど、打ち合わせを楽しめている印象があります。
準備で、迷う時間とやり直しは半分に減らせる
打ち合わせの質は、当日より前に決まっています。用意しておきたいものは3つです。
- 優先順位表:家族で話し合った「ゆずれない条件」と「妥協できる条件」を紙1枚に。打ち合わせのたびに立ち返れます
- 参考画像:好きな外観・内装・間取りの写真を10〜20枚。「明るい感じ」より1枚の画像のほうが、はるかに正確に伝わります
- 予算の上限:総額でいくらまで出せるかを先に固める。上限があるから、設計者は現実的な提案に絞れます
加えて、打ち合わせのあとには必ず議事録を残してください。会社側が作る場合も、自分でメモを取る場合もありますが、「今日決まったこと」「次回までの宿題(自分側・会社側)」「保留にしたこと」の3つが書いてあれば十分です。次の打ち合わせの冒頭で前回のメモを見返すだけで、話が巻き戻らなくなります。
土地がまだ決まっていない場合は、注文住宅の土地探しと設計の打ち合わせを並行して進めると、土地の条件に合った提案を早い段階で受けられます。
「何から準備すればいいか分からない」という段階でも構いません。打ち合わせの進め方から一緒に整理します。TEL:0581-36-2453(受付時間 8:00〜17:00)
「言った・言わない」を防ぐ、記録と確認のしかた

打ち合わせで怖いのは、口頭でのやり取りが図面に反映されないまま工事が進むことです。
「前回お願いしたコンセントの位置、図面に入っていますか」——施主さんからこう聞かれてヒヤッとした経験は、住宅業界で働く人なら一度はあるはずです。悪意がなくても、打ち合わせを重ねるほど決定事項は積み上がり、記録が追いつかなくなる瞬間があります。
住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住宅相談統計年報2025」によると、2024年度の電話相談3万812件のうち、トラブルに関する相談は2万1,450件と69.6%を占めました。直近10年もほぼ7割で推移しています。新築住宅に絞ると、相談1万1,682件のうち約8割がトラブルに関する内容で、そのうち98.7%が「住宅のトラブルに関する相談」でした。この数字が示すのは、家づくりでもめごとは特別な事故ではなく、起こりうる前提だということです。だからこそ、記録を軽く見ないでください。
出典:住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住宅相談統計年報2025」をもとに整理
具体的にできることは、次のとおりです。
- その場で決めたことは、打ち合わせシートに書いてもらい、双方で内容を読み合わせる
- 変更が出たら、次回の図面で「どこが変わったか」を指さしで確認する
- メールやアプリなど、後から見返せる形でやり取りの履歴を残す
面倒に感じるかもしれませんが、この5分の確認が、引き渡し後の何十万円の手直しを防ぎます。記録は、会社を疑う行為ではなく、お互いの記憶を補う共同作業です。
共働き・遠方・子育て中――時間が取れない人の進め方
平日は仕事、休日は子どもの用事、という家庭にとって、月に何度も打ち合わせの時間を作るのは簡単ではありません。工夫の余地はあります。
まず、オンライン打ち合わせを併用できるか、最初に会社へ聞いてください。図面の説明や仕様の確認はオンラインでも十分に進みます。ショールーム見学や現場確認など、実物を見る必要がある回だけ対面にすれば、移動の負担がぐっと減ります。
次に、宿題の持ち帰り方を決めておくこと。「次回までにご夫婦で照明を選んでおいてください」と言われても、忙しいと手がつきません。カタログの何ページから何ページを見ればいいか、締め切りはいつか、迷ったら誰に連絡すればいいか。ここまで具体化してくれる会社なら、共働きでも回せます。
小さなお子さんがいる場合、打ち合わせに連れて行くと集中が切れがちです。キッズスペースのある会社を選ぶ、祖父母に預けられる日に設定する、という調整も、結果的に打ち合わせの回数を減らします。共働き世帯の家づくりの進め方は共働きの住宅ローンと注文住宅でも触れています。
打ち合わせは、会社との相性を見極める時間でもある
打ち合わせは、家の仕様を決めるだけの場ではありません。この会社と3か月から半年、密にやり取りできるかを見極める時間でもあります。
国土交通省の令和6年度の調査では、注文住宅を建てた世帯が住宅を選んだ理由の1位は「信頼できる住宅メーカーだったから」で55.3%。前年度の52.2%から上がっており、価格やデザインより「信頼」を挙げる人が最も多いという結果です。長い打ち合わせをともに走る相手なのだから当然、とも言えます。
出典:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査」をもとに整理
打ち合わせのときに見ておきたいのは、こちらの要望を一度否定してから理由を説明してくれるか、予算オーバーの提案をそのまま出してこないか、宿題の期限や次回の議題を明確にしてくれるか、といった点です。提案が魅力的でも、話がかみ合わない感覚が続くなら、契約前に立ち止まる価値があります。契約後に相性の悪さに気づくと、打ち合わせのたびにストレスがたまります。
サムラホームの打ち合わせの進め方
サムラホームは、岐阜市・山県市・関市・揖斐郡大野町を中心に、土地探し・資金計画・設計・施工・アフター管理までを自社で一貫して手がけています。打ち合わせも社外の設計事務所を挟まず自社で対応するため、「間取りの相談は設計事務所、資金の話は営業」と窓口が分かれて話が伝わらない、という事態が起きにくい体制です。
完全自由設計の「ジャスタ」「リュッカ」に加え、仕様があらかじめ組まれた規格住宅「PITTE」も用意しています。打ち合わせの回数を抑えたい方は、PITTEをベースに一部だけこだわる、という進め方も選べます。
岐阜で家を建てる場合、現場確認の打ち合わせは季節も意識しておきたいところです。冬に積雪や凍結のある地域では、基礎工事の時期がずれると現場を見に行く日程も動きます。地元の工務店であれば、こうした地域の天候事情や、市街化調整区域・農地転用など手続きに時間がかかる土地の事情も踏まえて、打ち合わせのスケジュールを組めます。遠方の会社より、通いやすい距離にある会社のほうが、急な打ち合わせや現場立ち会いにも対応しやすいという実利もあります。
打ち合わせの進め方や必要な準備について知りたい方は、まずお気軽にご相談ください。TEL:0581-36-2453(受付時間 8:00〜17:00)
1991年の創業以来、地域で家づくりを続けてきました。実際に建てた方の感想はお客様の声、仕上がりのイメージは施工事例で公開しています。打ち合わせの雰囲気が気になる方は、見学会や相談会で直接確かめてみてください。
よくある質問(FAQ)
注文住宅の打ち合わせは全部で何回くらいありますか
平均で10〜15回、期間にすると3〜6か月が目安です。要望がシンプルなら4〜5回、こだわりが多いと20回を超えることもあります。契約前はプレゼン・間取り・仕様の打ち合わせで数回、詳細設計で5〜10回、着工後1〜5回、引き渡し前1〜3回、という配分が一般的です。
1回の打ち合わせはどのくらい時間がかかりますか
2〜3時間が一般的です。間取りやショールームでの設備選びは長くなりやすく、半日がかりになることもあります。事前に議題を共有してもらい、決めることが多い回は時間に余裕を持って予定を組んでください。
打ち合わせの前に何を準備すればよいですか
家族で話し合った優先順位表、好きな住宅の参考画像を10〜20枚、そして総額の予算上限。この3つがあると、打ち合わせの迷いとやり直しが大きく減ります。毎回の議事録も忘れずに残してください。
夫婦で意見が合いません。どう進めればいいですか
会社に見せる前に、家庭内で意見をそろえるのが先です。それぞれが「これだけは」という条件を1〜2個に絞り、残りは相手に譲る、という決め方が現実的です。どうしても折り合わないテーマは、設計者に第三者として間に入ってもらい、複数案を出してもらうと前に進みます。
打ち合わせ疲れを防ぐコツはありますか
すべてを同じ熱量で悩まないことです。予算・間取り・家事動線・収納・性能・デザインのうち、こだわる分野を2〜3個に決め、それ以外はプロに任せてください。1回の打ち合わせで決める項目を絞ってもらうのも効果的です。
共働きで平日に時間が取れません。オンラインでも進められますか
図面の説明や仕様確認はオンラインでも十分進みます。ショールームや現場確認など実物を見る回だけ対面にすれば、負担を減らせます。オンライン対応の可否は会社によって異なるため、依頼先を決める前に確認してください。
「言った言わない」のトラブルが心配です
決めたことはその場で打ち合わせシートに記録し、双方で読み合わせてください。変更が出たら次回の図面で変更点を指さし確認します。メールやアプリなど、後から見返せる形でやり取りを残しておくと安心です。
打ち合わせの回数を減らす方法はありますか
要望を早めに整理して優先順位をつけること、宿題を持ち越さないこと、完成希望時期を最初に共有することが効きます。仕様があらかじめ決まった規格住宅を選ぶと、打ち合わせ自体が少なくて済みます。
まとめ:打ち合わせは「準備」と「記録」で決まる
注文住宅の打ち合わせは平均10〜15回、3〜6か月続きます。回数の多さは注文住宅の宿命ですが、つらさは工夫で減らせます。
契約前は要望を順位で伝え、詳細設計の山場に備えて優先順位表・参考画像・予算上限を用意する。毎回議事録を残し、決定事項はその場で書面にする。共働きならオンラインを併用し、宿題の受け渡し方を先に決めておく。そして、打ち合わせを通じて「この会社と半年走れるか」を見極める。この積み重ねが、打ち合わせ疲れと引き渡し後の後悔を遠ざけます。
岐阜で注文住宅の打ち合わせについて相談したい方は、サムラホームの見学会・相談会でお答えしています。土地探しから資金計画、設計、アフターまで自社一貫で、窓口をひとつにして進められます。
サムラホーム(株式会社佐村建設)
TEL:0581-36-2453(受付時間 8:00〜17:00)
公式サイト:https://samurahome.com/
監修・相談窓口|サムラホーム(株式会社佐村建設)
岐阜県山県市/建築士事務所登録・宅地建物取引業免許。1991年創業、施工からアフター管理まで自社一貫。
注文住宅「ジャスタ」「リュッカ」、規格住宅「PITTE」を展開。土地探し・資金計画・設計・施工の打ち合わせを社内でまとめて対応しています。
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