サムラホームの家づくり 日記 公開日:2026.07.31 最終更新日:2026.07.31
岐阜で平屋を建てる費用はいくら?坪単価・総額の相場とエリア別の目安

最終更新日:2026年7月31日
著者:株式会社佐村建設(サムラホーム)
岐阜県山県市を拠点に1991年創業。注文住宅・規格住宅の設計・施工・アフター管理まで自社一貫対応。岐阜市・山県市・関市・揖斐郡大野町エリアで家づくりを続けています。
岐阜で平屋を検討していて、「正直、いくらあれば足りるのか分からなくて」——土地探しの相談で、こう切り出す方によく出会います。同じ延床面積でも平屋は2階建てより坪単価が上がりやすく、SNSやポータルサイトで見た金額と、実際の見積もりとの間にギャップを感じる方が少なくありません。この記事では、岐阜で平屋を建てる場合の費用相場を、坪単価・総額・エリア差まで具体的に整理します。
この記事のポイント
岐阜で平屋を建てる総額は、土地・敷地条件・建物仕様で大きく変わります。坪単価だけで判断せず、基礎・屋根・外構・地盤改良を含む総額で見積もりを確認してください。
- 坪単価は本体工事のみか、付帯工事・諸費用を含むかをそろえて比べる
- 土地込みの総額は、希望エリアの土地価格と敷地条件を加えて確認する
- 建物の形状をシンプルにし、優先順位を決めて仕様を選ぶと総額を調整しやすい
- 「価格」で検索すると出てくる中古・分譲物件情報と、注文住宅の建築費用は別物として整理する
岐阜で平屋を検討する人が増えている理由
「親の代からの土地が広いので、いっそ平屋にしようかと」——最近、こうした相談が増えています。二階建てで育った世代が、自分の家づくりでは平屋を選ぶ。背景には、階段の上り下りがない暮らしやすさ、家族の気配を感じながら過ごせる生活動線への関心があります。
一方で、土地が広い分だけ費用への不安も比例して大きくなります。「平屋は憧れるけれど、二階建てよりお金がかかるらしい」という漠然とした不安を抱えたまま相談に来られる方は少なくありません。まずは漠然とした不安を、具体的な数字に置き換えるところから始めましょう。
共働き世帯からの相談も増えています。子どもの様子を家事をしながら見守れる、ワンフロアの生活動線が理由として挙がることが多いです。掃除や洗濯の移動距離が短くなる分、日々の家事時間そのものが短縮できるという声も聞きます。あなたが平屋に惹かれた理由は、暮らしやすさでしょうか、それとも将来の暮らし方を見据えてのことでしょうか。理由を言葉にしておくと、間取りの優先順位も決めやすくなります。
岐阜で平屋を建てるといくらかかるか——まず総額から見る
結論から言うと、岐阜で平屋を建てる総額に一律の目安はありません。土地の広さ・エリア・建物の仕様、地盤や外構の条件で変わるため、建物本体価格と土地代を分けずに総額で確認することが大切です。
住宅金融支援機構が2025年7月に公表した「2024年度フラット35利用者調査」によると、注文住宅の所要資金は全国平均で3,936万円でした。土地付注文住宅では5,007万円です。
出典:住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」をもとに整理
この数字は平屋に限定した統計ではなく、フラット35利用者の全国平均です。岐阜の平屋の価格や、個別計画の下限を示すものではありません。資金計画を立てる際の比較材料として使い、土地・建物・付帯工事を含む個別見積もりで確認してください。
なぜ平屋は坪単価が上がりやすいのか
平屋の坪単価が2階建てより高くなりやすい理由は、構造上はっきりしています。同じ延床面積30坪の住宅を建てる場合、総2階建てなら基礎と屋根の面積はおよそ15坪で済みますが、平屋はその2倍近い面積が必要になります。
私は、この関係を「帽子の大きい家」と説明することがあります。2階建てが同じ帽子を2人でかぶるようなものだとすれば、平屋は1人分の生活空間に、頭よりずっと大きな帽子をかぶせるイメージです。屋根も基礎も、使う面積分だけ材料費と施工費がかかります。
平屋の坪単価は、延床面積、仕様、工事に含める範囲で大きく変わります。地域の事業者が示す試算は条件が異なるため、同じ延床面積・同じ仕様・同じ費用範囲で比べてください。
ただし、坪単価の差は「建材のグレード」だけで生まれるわけではありません。屋根の形状、窓の数と大きさ、断熱・気密の仕様、そして間取りの複雑さ——このあたりが坪単価を大きく左右します。あなたが見た「坪単価○万円」という数字は、どの条件で計算されたものか、一度確認してみる価値があります。
もう一つ見落とされがちなのが、外皮面積(外気に触れる壁・屋根・床の合計面積)の違いです。平屋は2階建てに比べて、同じ延床面積でも外皮面積が大きくなります。外皮面積が大きいほど断熱材や外壁材の使用量が増えるため、断熱性能を確保しようとするほど、2階建てとの坪単価差は開きやすくなります。断熱性能を妥協したくない方ほど、この点は事前に理解しておいた方がいいでしょう。
中庭・吹き抜けを取り入れると費用はどう動くか
平屋は部屋数が増えるほど日当たりや風通しの確保が難しくなるため、中庭や吹き抜け、天窓を取り入れる設計がよく提案されます。開放感や採光の面では魅力的な工夫ですが、構造材や開口部の断熱・防犯性能を高める必要が生じ、その分コストは上がります。「明るさ」と「コスト」はトレードオフの関係にあると理解したうえで、優先順位を決めておくと打ち合わせがスムーズです。
屋根の形状でも総額は変わる
切妻・寄棟・片流れなど、屋根の形状によっても材料費・施工費は変わります。形状が複雑になるほど雨仕舞い(雨水の排水処理)の工程が増え、防水施工の手間もかさみます。デザイン性を重視して複雑な屋根形状を選ぶこと自体は否定しませんが、シンプルな形状にするだけで数十万円単位のコスト差が生まれることは知っておいて損はありません。屋根は一度施工すると後から形状を変えにくい部分でもあるため、デザインとコストの優先順位は設計の早い段階で固めておきたいところです。

土地込みの総額シミュレーション——エリアで変わる金額感
建物の坪単価だけを見ていると、総額の見通しを誤ります。平屋は一般的な2階建てより広い敷地が必要になるため、土地代の影響を強く受けるからです。目安として、以下のような総額イメージを持っておくと打ち合わせの解像度が上がります。
| エリアの傾向 | 土地の目安 | 総額の目安(30坪前後) |
|---|---|---|
| 岐阜市中心部など地価の高いエリア | 必要な敷地面積を個別確認 | 土地価格・建物仕様・付帯工事を合算して確認 |
| 郊外・地価が控えめなエリア | 必要な敷地面積を個別確認 | 土地価格・建物仕様・付帯工事を合算して確認 |
実際の金額は土地条件・建物仕様・工事範囲により変動します。希望エリアの土地情報と個別見積もりで確認してください。
山県市を含む岐阜エリアは、全国平均と比べて住宅地の地価が低めに推移してきた地域です。これは平屋のように広い敷地を必要とする間取りとの相性が良いことを意味します。土地が確保しやすい分、建物側の予算配分にゆとりを持たせやすいというのは、岐阜で平屋を検討するうえでの数少ない追い風だと私は考えています。
世帯構成によって、必要な延床面積は変わります。夫婦2人であれば20坪台でも十分な間取りが組めますが、子ども2人を含む4人家族で個室を確保するとなると、30坪前後を見込むケースが多くなります。部屋数が増えるほど廊下や建具も増え、坪単価そのものが上がる方向に働くことも押さえておきたいポイントです。延床面積が変われば総額の目安も変わるため、上の表はあくまで「30坪前後」を基準にした一つの目安として捉えてください。
総額には、建物本体工事費のほか、外構、地盤改良、造成、登記、ローン関連費用などが含まれます。内訳と見積もりに含まれる範囲は土地と工務店ごとに異なるため、「本体価格」だけで予算を組まず、総額の内訳を確認してください。

土地選びが総額を左右する2つのポイント
平屋は必要な敷地面積が大きいため、土地選びの段階で総額の見通しが大きく変わります。特に確認しておきたいのが、敷地の形状と地盤の状態です。
敷地が正方形に近いほど建物配置の自由度が高く、無駄なく延床面積を確保できます。細長い変形地では、同じ延床面積を確保しようとすると建物の外周が長くなり、外壁・基礎の材料費がかさみます。土地の価格だけでなく、地盤調査の結果まで見てから総額を判断してください。
「価格」で調べると出てくる情報との付き合い方
「岐阜 平屋 価格」で検索すると、注文住宅の費用相場だけでなく、中古・新築の分譲物件情報も上位に出てきます。すでに建っている平屋を購入する場合と、土地から探して注文住宅として建てる場合とでは、金額の意味がまったく違います。
中古・分譲の「価格」は、すでに完成した建物と土地をセットにした販売価格です。一方、注文住宅の「費用」は、土地代・建物本体・付帯工事・諸費用を積み上げた総額です。同じ「価格」という言葉でも指しているものが違うため、比較するときは条件をそろえる必要があります。あなたが今調べている「価格」は、どちらのことでしょうか。ここを最初に整理しておくと、その後の資金計画がぶれにくくなります。
費用を抑えるためにできること
平屋の総額を抑える工夫の一つは、間取りの形状です。凹凸の少ないシンプルな形状にすると、外壁面積や屋根の複雑さを抑えやすくなります。削減額は面積・仕様・施工条件で変わるため、希望する間取りで比較見積もりを取ってください。
設備のグレードにメリハリをつけるのも有効です。キッチンや浴室などこだわりたい設備には予算を厚くし、目に見えにくい部分は標準仕様にとどめる。私なら、優先順位表を作ってから工務店との打ち合わせに臨むことをすすめます。何にお金をかけたいかが明確なほど、見積もりの精度も上がります。
土地選びの段階でコストを見直す余地もあります。造成費や地盤改良費は土地の条件によって変わるため、坪単価だけで土地を比較すると、後から追加費用が発生することがあります。
サムラホームで平屋を検討する場合の考え方
サムラホームは、岐阜県山県市を拠点に1991年から地域で家づくりに携わってきた工務店です。注文住宅の「ジャスタ」「リュッカ」、規格住宅の「PITTE」を展開しています。いずれも自然素材・高性能・真心を軸にした「物語を紡ぐ家づくり」がコンセプトです。
平屋を検討される方には、坪単価だけを提示するのではなく、土地の広さ・形状を踏まえた総額のシミュレーションを最初にお見せするようにしています。「結局いくらあれば足りるのか」が分からないまま打ち合わせを重ねるのは、施主にとってもつらい時間だからです。
自然素材や高性能仕様にこだわりたい方には、注文住宅のジャスタ・リュッカをご提案します。間取りの自由度よりもコストを優先したい方には、規格住宅PITTEという選択肢もあります。優先順位に合わせて、平屋のプランをご提案できます。どちらを選んでも、竣工後のアフター管理まで自社で対応する体制は変わりません。建てて終わりではなく、住み始めてからの相談先が同じ会社であることも、長く暮らす平屋では意外と効いてくる安心材料だと感じています。
TEL:0581-36-2453(受付時間 8:00〜17:00)
見積もりで確認しておきたいチェックリスト
「A社の坪単価は60万円、B社は75万円。だからA社の方が安い」——こう単純に比較して契約後に驚くケースを何度も見てきました。実際に中身を見ると、A社の見積もりには外構工事もエアコンも含まれておらず、B社は諸費用まで含めた総額表示だった、というようなことが起こります。見積もりを比較するときに、坪単価の数字だけを見比べても正確な判断はできません。以下の項目を確認すると、金額の見え方がぐっとクリアになります。
- 坪単価は建物本体だけか、それとも付帯工事・諸費用を含むか
- 外構工事・地盤改良費は見積もりに含まれているか、別枠か
- エアコン・カーテン・照明など、入居後すぐ必要な設備は含まれているか
- 土地の造成費・水道引き込み費用は土地代とは別に発生していないか
- 仕様変更・追加工事が発生した場合の追加費用の基準が示されているか
見積もりを見て「思っていたより高い」と感じたとき、原因は建物の仕様か、土地の条件か、それとも比較対象の範囲の違いか——ここを切り分けられれば、無用な不安を抱えずに済みます。金額の内訳を一つずつ言葉にして確認する作業は地味ですが、平屋の費用を正しく理解する一番の近道です。
よくある質問(FAQ)
岐阜で平屋を建てる場合、最低限どれくらいの予算を見ておけばいいですか。
土地の有無、延床面積、仕様、地盤・外構の条件で総額は大きく変わります。土地をすでにお持ちの場合でも、建物本体以外の費用を含めた資金計画を個別に確認してください。
平屋の坪単価はなぜ2階建てより高くなるのですか。
同じ延床面積でも、平屋は基礎と屋根の面積が2階建てのおよそ2倍になるためです。材料費・施工費がその分増える構造的な理由によるもので、工務店の技術力とは直接関係ありません。
土地を安く抑えれば、平屋の総額も安くなりますか。
土地代が安くても、地盤改良や造成が必要な土地では、その分の費用が別途発生することがあります。土地の坪単価だけでなく、地盤の状態まで含めて比較してください。
平屋の費用を抑えるには、どこを削るのが効果的ですか。
建物の形状をシンプルにすること、無駄な廊下を減らすことが効果的です。設備のグレードにメリハリをつけ、こだわりたい部分とそうでない部分を先に整理しておくと、コストと満足度のバランスを取りやすくなります。
「岐阜 平屋 価格」で検索すると出てくる中古物件と、注文住宅はどう違いますか。
中古・分譲物件の価格は、完成した建物と土地をセットにした販売価格です。注文住宅の費用は、土地代・建物本体・付帯工事・諸費用を個別に積み上げた総額のため、同じ「価格」でも比較の前提が異なります。
見積もりの坪単価に、外構工事は含まれていますか。
工務店によって扱いが異なります。坪単価が建物本体のみを指している場合、外構工事・地盤改良費・諸費用は別枠で加算されるため、見積もりを受け取った際に必ず範囲を確認してください。
将来の二世帯化やリフォームを見据えると、費用の考え方は変わりますか。
将来的に部屋数を増やす可能性がある場合、最初から水回りの配管位置や増築余地を考慮した設計にしておくと、後からの追加工事費を抑えやすくなります。着工後の間取り変更は割高になりやすいため、将来像は初回の打ち合わせで伝えておいてください。
断熱性能を上げると、平屋の費用はさらに高くなりますか。
断熱・気密の仕様を上げれば初期費用が変わります。光熱費への影響は地域の気候、設備、暮らし方で異なるため、初期費用だけでなく住み始めてからのランニングコストも含めて比較してください。
平屋の見積もりは、複数の工務店で比較した方がいいですか。
比較すること自体は有効ですが、坪単価や総額の数字だけを並べても意味がありません。同じ延床面積・同じ仕様条件で見積もりを揃えたうえで比較しないと、金額差の理由が分からなくなります。まずは希望条件を書き出し、各社に同じ条件で見積もりを依頼するところから始めてください。
まとめ:坪単価ではなく総額で判断する
岐阜で平屋を建てる費用は、土地・敷地条件・建物仕様・工事範囲で変わります。坪単価だけでなく、基礎・屋根・外構・地盤改良を含む総額で比較してください。
坪単価という一つの数字だけで工務店を比較するのは、私は危険だと考えています。何が含まれ、何が含まれていないのか。総額でいくらになるのか。ここまで確認して初めて、平屋の費用は正しく比較できます。
「予算内で収まるか」を最初から一人で判断しようとすると、情報が多すぎて迷いが深くなりがちです。土地の条件、家族構成、優先したい設備——これらを整理したうえで、具体的な総額シミュレーションを見せてもらうところから始めてみてください。数字が見えてくると、平屋という選択肢が現実的かどうか、判断の軸がはっきりします。
TEL:0581-36-2453(受付時間 8:00〜17:00、第1・3土曜・祝日休)。土地の条件やご予算に合わせた総額シミュレーションのご相談も承っています。
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